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機内でWi-Fiが使える時代!

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最近は自宅や職場の固定回線だけでなく、ショッピングセンターや飲食店の店内などでもWi-Fiを利用して手軽にインターネットが使えるようになりました。
数年前からJRの新幹線の車内でも走行中にWi-Fi接続が可能です。
そして今や地上だけでなく、1万メートルの上空を飛行する飛行機でも手軽にWi-Fiが使える時代になりました。
これにより乗客の機内の過ごし方に大きな変化がもたらされました。

全日本空輸と日本航空では一部の路線で離着陸時を除く飛行中に、機内でWi-Fi接続を利用してインターネットを使うことができます。
2018年の2月以降には日本航空が、4月以降は全日本空輸で国内線の機内Wi-Fi接続サービスを無料で利用できるようになります。
サービスが提供されている機内に自分のノートパソコンやタブレット端末などを持ち込めば、飛行中でもインターネットが利用できます。

日本航空と全日本空輸はともに国際線の長距離フライトでも、有料で機内Wi-Fi接続サービスが利用できます。
このサービスを利用すれば長時間の飛行中にサイトにアクセスをして暇潰しをしたり、メールやSNSでメッセージ交換をすることが可能です。
Wi-Fi回線を利用して、航空会社が提供する動画コンテンツを視聴することもできます。
飛行機の中でも、自宅やインターネットカフェに居るのと同じような過ごし方をすることが可能になりました。

ノートパソコンを機内に持ち込んでインターネットに接続すれば、飛行機の座席をオフィスと同じように仕事場にすることが可能です。
2千円そこそこの料金を支払うだけで、数時間~10時間に及ぶフライト時間を有効に活用することができます。
シートには110VまたはUSB端子の電源コンセントが設置されているので、長時間のフライトでもノートパソコンやタブレット端末のバッテリー切れを心配する必要はありません。

巡航中の飛行機内でもインターネットが利用できるようになったのは、地上に設置された基地局や静止軌道を飛行する人工衛星と通信して情報を送受信する技術が開発されたからです。
飛行機に搭載されたアンテナを利用して通信が行われます。

国内線の多くは機体下部に設置されたアンテナを利用して、地上に設置された基地局と交信をします。
この方法はATG方式と呼ばれ、携帯電話やモバイルWi-Fiルーターと同じ仕組みです。
これに対して洋上を飛行する国際線の場合は、静止軌道を飛行する人工衛星を経由して地上とデータの送受信をします。
常に衛星の方を向くようにした可動式アンテナが機体上方に設置されています。
このようなシステムのおかげで、1万メートル上空で音速に近い猛スピードで飛行する機内でも快適にインターネットに接続することができます。

海外の飛行機内のWi-Fi使用には注意

無料または2千円程度の料金で利用ができる機内Wi-Fiサービスは、飛行機で移動中に暇潰しをしたり仕事をするのに非常に便利です。
しかし、飛行中の機内で有料のWi-Fiサービスを利用する際には注意点があります。

海外の航空会社でも全日本空輸や日本航空と同じように機内Wi-Fiサービスが利用できますが、航空会社ごとに料金体系が異なります。
日本航空であれば時間内はデータ量の制限がありませんし、全日本空輸はデータ量ごとにプリペイド式でクレジット払いをするシステムです。
いずれも支払う金額は自分で手続きをした範囲内に限られます。
海外の航空会社にも日本航空と同様に、定額でデータ量無制限のサービスがあります。

これに対して使用したデータ量に応じて後から追加料金が請求される航空会社があるので注意が必要です。
例えばシンガポール航空では、通信データ量が30MBを超えると自動的にクレジットカード会社に追加料金が請求される仕組みになっています。
従量課金方式であることに気付かずに仕事関係で大量のデータを送信した利用者が、後で十万円以上の追加料金を請求されたというケースがあります。

外国の航空会社で機内Wi-Fiサービスを利用する場合には日本語のマニュアルが用意されていないことがあるので、よく注意していないと通信量の上限や追加料金についての項目を見落としてしまう恐れがあります。
海外の航空会社で機内Wi-Fiを利用する時は接続ができる時間だけでなく、通信データ量の上限や従量制の有無についてもきちんとチェックをするようにしましょう。

海外旅行の際に、気付かない間にスマホが自動的に国際ローミングサービスに接続して帰国後に高額の通信料が請求された、というケースがあります。
これと同じように、機内でサイトの閲覧やメールの送受信などに気を付けていてもシステム更新などで端末が勝手にネットに接続してデータ量が増加してしまう場合があるので、従量制には特に注意が必要です。

機内Wi-Fiサービスの提供は、公海上またはインターネットの通信が許可された国の上空を飛行している間に限られます。
一部の国や地域を飛行している時には一時的に切断されてしまう事があります。
洋上フライトであれば問題がありませんが、欧州線などで多くの国や地域の上空を飛行する場合には途中でインターネットに接続ができなくなることがあります。
高速で移動している飛行機では地上のように安定した通信ができない場合があることにも留意しておきましょう。